こんにちは!
今回はスペースを有効的に活用できる収納空間について考えてみました。
皆さんは、天井の高さによって床面積に算入しなくてもいい空間が作れることはご存知ですか??
最近ではその空間をうまく利用した住宅も多くなっていて、ミサワホームの「蔵のある家」がその代表的な商品でしょうか。
他メーカーでも「大収納」や「小屋裏収納」等があるみたいですね。
ここでは一番イメージのしやすい「蔵」という言葉をお借りしてお話していきたいと思います。
蔵ってなに??
「蔵って聞いたことはあるけどどういうものなんだろう?」という方もいると思います。
ざっくりと簡単にいうと「天井の高さが1.4m以下の空間」です!
この高さ1.4mというのは、居室としてみなされず床面積に算入しないので、容積率にも含まれないのです。
※低層地域などでは1.1m以下の場合もあります
※地域によっては床面積に参入する必要があります
家づくりを始められたばかりの方は「だから何?」と感じるかもしれませんが、容積率に含まれないということは
- 通常の居室で容積率をめいいっぱい使ってしまっても、それとは別に空間が作れる
- 固定資産税もかからない
といったメリットがあるのです。
この記事では蔵のある家の間取りを紹介するだけなので、「天井の高さが1.4m以下だとなんか得らしい」ぐらいに思っていただければ大丈夫です(笑)
詳しく知りたい方は、メーカーさんのHP等でご確認くださいませ!
スペースを有効活用!蔵のある家の間取り
間取りはコチラです!
LDKから使える「蔵」
「蔵」は季節用品など大きなものでも収納できるので、とても活用できそうですね!
今回は平屋なのもありますが、1階のLDKから直接出入りできる部分に「蔵」を作りました。
2階部分や小屋裏など、階段を上り下りする必要のある場所に「蔵」があると、大きなものや重いものを運ぶのが大変そうですが、1階ならそのような心配はほとんどありません。
蔵の上に子供室
今回は平屋建てで、蔵の上部に子供室があるパターンで考えてみました!
ある程度大人になったはずの私でも、こういったちょっと高い場所っていうのはワクワクするので、子どもであればもっとワクワクしてくれるだろう!と、この貴重な空間を子供室としました。
さらに、断面図を見ていただくと、浴室の上部も子供室としています。
いわゆる、小屋裏収納といわれる空間で、1m程度の段差があり、ちょとしたロフト空間として楽しんでもらいたいと思って作った空間です。
こちらも1.4mの高さに天井を押さえれば、床面積に含まれないので、実際は2層あるのに、床面積としては平屋部分だけしか計算しなくてもいいということになりますね!
ひとこと
蔵を間取りに入れると、収納空間が増えるだけでなく、ちょっとしたワクワク空間も生まれます。
少しこだわったおうちにしたい方は、検討してみてもいいかもしれませんね^^